トヨタ自動車のハイブリットカー「プリウス」が売れまくっています。
今月7日にトヨタ自動車が発表した08年4-6期連結決算では、売上高、営業利益、共に05年の四半期決算開示以来初の減収減益に陥り各メディアで大きく報道されていました。
これはトヨタ自動車の収益圧迫の理由は主に為替相場の円高と原材料高によるものであり、原材料高騰が世界でも超優良企業と呼ばれるトヨタにまで降りかかっているという現実を伝えた不景気経済を表すシンボリックなニュースでした。
そんな原油高の中、ハイブリットカーのプリウスが売れるのは理解できます。
しかし、注目したいのは数あるハイブリットカーの中で、プリウスが「ひとり勝ち状態」であるということ。
現行のプリウスは03年の発売以来常に新車販売台数ランキングの常連、そろそろフルモデルチェンジしてもおかしくないです。
そんな車が現在でも納車2ヵ月待ちという異常な人気ぶりを誇っている。
もちろんホンダや日産などもハイブリットカーは発売しています。
しかし売上は伸びず、パッとしない。
プリウスだけが突出して売れまくっているのです。
それは国内にとどまらず、世界的にみても当てはまる。
この疑問に対してアメリカの経済誌フォーブスはこう分析していた。
「成功した一番の理由は、そのデザイン。他の多くのハイブリットカーは既存の車種にハイブリットシステムを採用しているだけだが、プリウスはメッセージがある」
つまり他社の車と違ってプリウスは「間違いなくハイブリットカー」であり、環境問題へのメッセージを表すことができる。
そう考えると、政府や企業が公用車として積極的にプリウスを採用したり、ハリウッドスターがアカデミー賞授賞式に高級車ではなくプリウスで登場するのも納得ができますね。



